コンビニ“閉鎖商圏”切り開け 高速PAや大学への参入が相次ぐ
コンビニエンスストア各社は今年に入り、大学構内や高速道路のPA(パーキングエリア)など特定エリア内の商売を独占する“閉鎖商圏”への出店を活発化させている。
コンビニ業界の既存店の売上高が2006年まで5年連続で前年割れとなる中、各社は従来型のビジネスモデルからの脱却を目指し、調味料の値下げや生鮮食品の取り扱いを始めている。閉ざされた特定エリア内は競合相手がいないため、安定した収益が見込めるのが特徴だ。ファミリーマートは閉鎖商圏への出店を「ニューマーケット」と位置付けるなど、競争のない特定エリアへの出店競争は今後も続きそうだ。
ファミリーマートは4月19日、東京・六本木の大規模商業施設の21階と33階に相次いで店舗をオープンした。ビル内の就業者向けに、「ホタテとコーンのチャウダー」「枝豆のグリーンポタージュ」(いずれも300円)など本格スープのほか、輸入文具や世界各国のミネラルウオーター20種類をそろえている。同社は今年、徳島文理大学(徳島県山城町)と関西学院大学(兵庫県西宮市)の構内のほか、高速道路内に2店舗、神奈川県厚木市の日産自動車の開発拠点内にも店舗を出店。また、「官公庁ビルの作り替えなどにも注意を払って出店を強化していきたい」(上田準二社長)と意欲的だ。
また、ローソンは4月13日、三重県桑名市の東名阪自動車道・大山田PAに出店した。同社の高速道路内への出店として今年2店舗目で、合計6店舗となった。この店では、通常商品に加え、入れたてのオーガニックコーヒー(200円から)や、ソフトアイス(250円)など運転者が一息つける商品も用意した。同月2日には、浜松大学(静岡県浜松市)構内にも出店。弁当に加え、文房具や雑誌を豊富に取りそろえるなど、学生を対象とした大学構内ならでは品ぞろえとなっている。
同社は今年に入って5店舗を出すなど、閉鎖商圏への出店を加速。勝文彦法人営業1部長は、「競合がこないうえ、絞った商品展開ができる」とメリットを話す。
セブン−イレブン・ジャパンは、主に大学に出店し、低価格のPB(プライベートブランド)商品を販売。学生ニーズに合わせた展開を行っている。
閉鎖商圏の店舗は、通常店舗に比べて利益率が高いといわれている。ただ、「賃料が高騰するなど収益性は通常店舗とさほど変わらない」(ローソン新浪剛史社長)と“うまみ”が薄れてきたのも事実。「学校は長期休暇もあり、どちらかというと福利厚生に近い」(上田ファミリーマート社長)との声もある。
しかし、各社は売り上げが大きく変動する心配がない閉鎖商圏への関心は高く、出店場所をめぐる奪い合いが激化するとみられる。(飯田耕司)
フジサンケイビジネスアイから
確かに学校、休みっていうのあるもんなっ。
- 2007/05/11(金) 17:37:37|
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